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【戦評】vs長野GaRons[第5戦] / Team Staff Review_20201115

「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第5戦
富士通カワサキレッドスピリッツのHGとして行われた、カルッツかわさきでの今シーズン初のリモートマッチ。
ヴォレアス北海道の対戦相手は、前日に兵庫を3-0で下し、2勝1敗で中位につけている長野GaRons。
この日のエドクラインHCは、以下のスターティングラインナップで試合に臨んだ。

●11/15日 vs長野GaRons スターティングラインナップ
S(6)/本澤凌斗
MB(18)/後藤万澄
MB(23)/田城広光
OH(0)/越川優 GAMECaptain
OH(5)/家近滉一
OP(14)/チャンユーシェン
L(10)/白石啓丈

初のリモートマッチにも特に影響されることなく試合に臨んだヴォレアス北海道。
第2セットまでは順調に得点を積み上げるも、第3セットはまさかの展開に。

結果的にセットカウント3-1と、勝利と勝ち点3を積み上げるも、若干後味の悪い課題の残るゲームとなった。
V1/10位チームとの入替戦という、超短期決戦をものにするためには、デュースに縺れ込むような展開を確実にものにしなければならない。

そのような観点で、以下の戦評とピックアッププレーをぜひご覧ください。

ヴォレアス北海道 3 25 – 18
25 – 14
31 – 33
25 – 21
1 長野GaRons
Team Staff Review

● 第1セット
序盤から#6/本澤凌斗(S)・#14/チャンユーシェン(OP)のサーブで数回ブレイク[*1]を奪うものの、長野の緩急をつけたサーブの対応に苦しみ、互いにブレイクを奪い合う展開となる。
中盤までは一進一退の攻防が続いたものの、13-13のから4連続ポイントでヴォレアス北海道は勢いに乗る。
この展開時に印象的だったのは#23/田城広光(MB)。
コントロールサーブを含め効果的なプレーをする一方、守備面でもポテンシャルの高さを見せた。
相手OHのクロススパイクをディグ[*2]し、#14/チャンユーシェン(OP)がバックライト[*3]から打ち込み奪ったポイントは、このセットの勢いづける決定打となった。
その後も手を緩めず、この日のチームとしての課題でもあったサーブで攻め続け、25-18で第一セットを奪う。

[*1 “ブレイク” = サーブ側のチームが得点を奪うこと] [*2 “ディグ” = 相手スパイクをレシーブすること] [*3 “バックライト” = 攻撃側右後方からのバックアタックのこと]

● 第2セット
このセットは、終始完全にヴォレアス北海道がペースを握る。
開始直後3-1時点でサーブについた#0/越川優(OH)は、技ありのコントロールサーブで相手レセプション[*4]を揺動。
サーブポイント2本を含む、一挙8連続のブレイクで一気に畳みかけ、11-1まで差が開いた。
その後もテクニカルタイムアウト時を含め、手を緩めることの無いようお互いにベンチで声を掛け合い、終盤を迎える。
エドクラインHCは19-8の場面で2枚替えを選択し、#2/山口功太郎(S)・#13/佐々木博秋(OH)を投入。佐々木は今季初のオポジットとしてコートに入る。
相手に数度のブレイクを許すも、#2/山口功太郎(S)は配球パターンに変化をつけて攻撃を展開していく。
#0/越川優(OH)→#20/戸田拓也(OH)の選手交代を含め、終盤まで様々なアレンジをした試したヴォレアス北海道。
最後は#13/佐々木博秋(OH)のバックアタック、サーブポイントで締め25-14で第二セットも奪取した。

[*4 “レセプション” = サーブレシーブのこと]

(選手交代時に声を掛け合う #20/戸田拓也 と #0/越川優)

● 第3セット
前セット終盤に#0/越川優(OH)に代わって投入された#20/戸田拓也(OH)が引き続きスタートからコートへ。更に#23/田城広光(MB)に代わり#3/田城貴之(MB)が兄弟でバトンタッチした。
2セットを終えて、ヴォレアス北海道の攻撃パターンを読みつつある長野。
効果的なブロックタッチを許すことが増え、リズムよくサイドアウト[*5]を奪うことができず長野にリードを許す展開に。
セット終盤、この嫌な流れを打破したいヴォレアス北海道は、前セットにも実行した#2/山口功太郎(S)・#13/佐々木博秋(OH)の2枚替えを行う。
2点を追う苦しい展開であったが、ブレイクシチュエーションで#5/家近滉一(OH)が高さのある強烈なアタックをことごとく決め続け23-23まで盛り返す。
デュースに持ち込むと、#20/戸田拓也(OH)のサーブポイントで一度はマッチポイントを握ったが、押し切ることが出来ず31-33でセットを落とした。

[*5 “サイドアウト” = 相手サーブから始まるプレーで得点を奪うこと]

(相手のブロックの上からスパイクを放つ #5/家近滉一)

● 第4セット
前セットと同じ布陣で挑むヴォレアス北海道。
立ち上がりからサイドアウトを着実に重ね、8-5・16-11とゲームの主導権をしっかりと握っていく。
ブロックとディグの関係性も機能し、#10/白石啓丈(L)のディグを起点にブレイクを生む場面も多く見られた。
第三セットはコンビ連携が乱れていた様子であった#3/田城貴之(MB)のクイックも機能しだし、2ndタイムアウトまでに5点差と上々の展開で終盤を迎える。
このままでは終われない長野は、精度の高いサーブ・ブロックでヴォレアス北海道に対抗し、22-21の1点差に詰め寄る。
この場面でエドクラインHCはタイムアウトを挟み、嫌な流れを引きずらない。
最後は#5/家近滉一(OH)の二段トスからの強烈なアタック、#6/本澤凌斗(S)のサービスエースで逃げ切り、セットカウント3-1で勝利。開幕から5連勝となった。
(オポジットとして貢献した #13/佐々木博秋)

長野の対応の強さに苦戦を強いられた第五戦。
#10/白石啓丈(L)およびOH陣の奮闘によりレセプションは安定していたものの、ヴォレアス北海道が重きを置くファーストボールサイドアウト[*6]の確率が芳しく低い結果となった。

[*6 “ファーストボールサイドアウト” = 相手のサーブをレセプションし、アタックで攻め返し即座に得点すること]

次週は宮崎でのリモートマッチ。
しっかりと修正を図り、失セットを抑えながらの勝利をし、連勝記録を伸ばしていきたい。

Pick up PLAY

● チャン ユーシェン [#14 オポジット] ・ 田城 広光 [#23 ミドルブロッカー]

コントロールサーブを放ったあとの#23/田城広光(MB)の動きに注目したい。ボールから目を切らずに自身の守備位置に入り、しっかりと相手攻撃を注視。ミドルブロッカーとは思えない好ディグを魅せ、#6/本澤凌斗(S)へ好返球で繋ぐ。
相手守備位置を周辺視野で確認した#6/本澤凌斗(S)は、右サイドの#14/チャンユーシェン(OP)を選択し、相手リベロの前にボールを突き刺したシーン。
※決まった瞬間、降旗GM・中田Cより、三上アナリストへPickupPLAY行き確定を連絡。
(第1セット/15-13リード時)

● 山口 功太郎 [#2 セッター] ・ 佐々木 博秋 [#13 アウトサイドヒッター]

この日オポジットとして第2セット終盤より出場した佐々木博秋のサーブから始まるプレー。コントロールサーブを相手リベロが好返球するも、攻撃体制が整っていない長野GaRons。
相手左サイドからのアタックを#2/山口功太郎(S)が見事にワンタッチ。
#20/戸田拓也(OH)の返球を横目に相手ブロック位置を確認した山口は、ノーマークの#13/佐々木博秋を選択。佐々木が綺麗にストレートに打ち抜いた。

(第2セット/23-14リード時)

● 戸田 拓也 [#20 アウトサイドヒッター]

同点に追いつき、リードを奪いたい場面でのサービスエース。
見事にコントロールされ、相手リベロの横をクロスに打ち抜いた、三上アナリストも思わず声を上げたサービスエース。

(第3セット/27-27同点時)

● チャン ユーシェン [#14 オポジット]

リードブロックが機能し、ワンタッチに成功したヴォレアス北海道。
#10/白石啓丈(L)からのハイセットを#14/チャンユーシェン(OP)がバックライトから力強いスパイクを放つ。
やや内側に入った相手ブロッカーの位置を確認し、得意のストレート方向に打ち抜き、リベロを吹き飛ばす。

(第4セット/11-7リード時)

 

次週は、新千歳空港より飛行機を乗り継ぎ、初の宮崎への遠征となります。
#18/後藤万澄(MB)の古巣である大同特殊鋼レッドスターのホームゲーム。
リモートマッチとはいえ、相手ホームに乗り込み勝利を積み重ねるヴォレアス北海道にご期待ください。

NextGAME>>>
●宮崎県都城市/早水公園体育文化センター
11/21土|第6戦:vsきんでんトリニティーブリッツ
11/22日|第7戦:vs大同特殊鋼レッドスター
※リモートマッチでの開催

●北海道札幌市/北ガスアリーナ札幌46
11/28土|第8戦:vsサフィルヴァ北海道
11/29日|第9戦:vsサフィルヴァ北海道

 

第8戦・第9戦のサフィルヴァ北海道との札幌市での対決は、二つの企画でアウェー戦を盛り上げます。

●JTBオフィシャルツアー
・旭川発着1泊2日バスプラン
・現地集合バスなし1泊2日プラン

両プランともに、ツアー参加者限定イベントへの参加券が付き、サフィルヴァ北海道との2連戦を盛り上げます。
ヴォレアス北海道サポーターとともに、北海道ダービーを生で観戦しましょう!

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ヴォレアスサポーターの皆さんで、赤で埋め尽くしましょう!!

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1) 2階A席W17ブロック (一般): 3,000円(税込)
〈ヴォレアス北海道オリジナルジャガードタオル(税込2,310円)付き〉

2) 2階A席W17ブロック (高校生以下): 2,000円(税込)
〈ヴォレアス北海道オリジナルジャガードタオル(税込2,310円)付き〉

※詳しくはこちらのページをご確認ください。
11/17(火)10:00発売開始!!

そして、北海道ダービーの翌週(12/5-6)は、本拠地旭川でのホームゲームが開催されます。
対戦相手は、昨年3位の埼玉アザレア・昨年5位の大同特殊鋼レッドスター。

難敵を迎え、勝利するにはサポーターの皆さまのご声援が必要です。
ぜひ会場へお越しください! We are VOREAS!!

2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN 旭川大会
荒井建設 presents VOREAS HOKKAIDO 3rd HOME GAME

詳細はこちら

VOREAS HOKKAIDO Team Staff

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