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【戦評】vsきんでんトリニティーブリッツ[第6戦] / Team Staff Review_20201121

「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第6戦
大同特殊鋼レッドスターのHGとして行われた、ヴォレアス北海道にとっては初の九州での公式試合。
この日の対戦相手は、0勝3敗でV2最下位のきんでんトリニティーブリッツ。
スターティングラインナップは、前節と変わらず、以下の布陣で試合に臨んだ。

●11/21土 vsきんでんトリニティーブリッツ スターティングラインナップ
S(6)/本澤凌斗
MB(18)/後藤万澄
MB(23)/田城広光
OH(0)/越川優 GAMECaptain
OH(5)/家近滉一
OP(14)/チャンユーシェン
L(10)/白石啓丈

前節に引き続きのリモートマッチとなるが、どこかリモートにも慣れた様子のヴォレアス北海道。
各セット順調に得点を重ね、見事に開幕6連勝を決めてくれた。
以下の戦評と、ピックアッププレーをぜひご覧ください。

ヴォレアス北海道 3 25 – 16
25 – 20
25 – 19
0 きんでんトリニティーブリッツ
Team Staff Review

● 第1セット
きんでんの核となるセッター#11/毛利選手の持ち味を発揮させないよう、前半戦からストロングサーブで攻めの姿勢を見せるヴォレアス北海道。
前節、芳しくなかったファーストボールサイドアウト[*1]もしっかりと奪いながらゲームを作っていく。
最初に流れを生み出したのは#5/家近滉一(OH)のサーブ。12-8のゲーム中盤、相手OHの間を狙いすましたサーブで3連続サーブポイントを奪い4連続ブレイク[*2]に成功。
その後も、#10/白石啓丈(L)・#0/越川優(OH)、#5/家近滉一(OH)の安定したレセプション[*3]供給から、#6/本澤凌斗(S)の的を絞らせない的確なセットで、確実なサイドアウトを続け第一セットを奪取した。

[*1 “ファーストボールサイドアウト” = 相手のサーブをレセプションし、アタックで攻め返し即座に得点すること] [*2 “ブレイク” = サーブ側のチームが得点を奪うこと] [*3 “レセプション” = サーブレシーブのこと]

(この日 絶好調の#5/家近滉一のスパイク)

● 第2セット
#0/越川優(OH)の狙いすましたブロックアウトから始まった第2セット。
前セットに比べると少々サーブミスが目立ち、ブレイクを奪えず迎えた中盤、12-10の場面でサーブについた#23/田城広光(MB)が相手のBクイックを好ディグ、#14/チャンユーシェン(OP)がしっかりと決めきりポイントを奪う。
サーブが機能しいくいシチュエーションでも確実にサイドアウトを奪い、終盤まで2点差を維持したヴォレアス北海道。
#5/家近滉一(OH)のビッグサーブが相手レセプションを乱し、ネット付近まで相手レセプションが伸びてきたところを#0/越川優が技ありブロックアウト。
さらには、きんでんセッターの絶妙なツーアタックを拾った#0/越川優(OH)が難しい体勢からも見事に決めきり、2連続のブレイクを奪う。
最後は#18/後藤万澄(MB)がしっかりとAクイックを決めきり、第2セットもヴォレアス北海道が連取した。

(レセプションする瞬間の #0/越川優 と #10白石啓丈)

● 第3セット
第3セットも変わらずサーブで押し続けるヴォレアス北海道。#0/越川優(OH)のノータッチエース・#23/田城広光(MB)がレセプションを乱すと、3枚ブロックで相手OHを仕留め前半から好展開を作る。
中盤にかけても、強烈なスパイクが持ち味の#14/チャンユーシェン(OP)が、相手ディガーの守備位置に隙を突く軟打も交えて得点を重ねる。
サーブで攻めて優位にブレイクを重ねられる展開を続けた終盤戦、エドHCが今シーズン積極的に取り入れている2枚替えを選択。
#4/古田史郎(OP)・#2山口功太郎(S)が出場し、山口はこの試合で効果率の上がりにくかった#18/後藤万澄(MB)にピタリとクイックを合わせて、サイドアウトを奪う。
マッチポイントの場面では、#4/古田史郎(OP)にセットアップすると、ブロックアウトでしっかりポイントを奪い、ストレートでの勝利を収めた。

(2枚替でコートインする#2/山口功太郎 と 今シーズン初出場の#4/古田史郎)

Pick up PLAY

● 家近滉一 [#5 アウトサイドヒッター]
この日、サーブ効果率28.6という驚異的な数字を叩き出した#5/家近滉一(OH)の3連続サービスエース。
リズム良くリリースされ、力強く放たれる持ち前のジャンプサーブで、相手レセプションの隙を突く!!
(第1セット/12-8リード時から3プレー連続)

● 越川 優 [#0 アウトサイドヒッター]
前述のとおり絶好調の#5/家近滉一(OH)が放つ強いジャンプサーブにより、相手レセプションが崩れネット際までボールが返ってきたシーン。
#0/越川優(OH)と相手選手との押し合いは、ボールをサイド側に押し込んだ越川選手に軍配が上がった。
これまで数々の経験をしてきたベテランの技ありプレーで、セット終盤にブレイクを奪った。
(第2セット/22-19リード時)

● 山口 功太郎 [#2 セッター] ・ 田城 広光 [#23 ミドルブロッカー]
第3セット終盤、2枚替えでコートインした#2/山口功太郎(S)の安定したプレー。#0/越川優(OH)のレセプションからBクイックをセットし、#23/田城広光(MB)がきっちり相手コートに叩きつけ、試合を決定付ける。
(第3セット/22-18リード時)

大同特殊鋼レッドスターとのリモートマッチ下で行われた一戦は、残念ながら敗戦となりました。
一方で、敗戦の中でも得るものはあり、ご紹介したいシーンがありました。

ぜひ次のスタッフレビューもご覧ください。
第7戦 Team Staff Review はこちらから

引き続きご声援のほど、よろしくお願い致します。

VOREAS HOKKAIDO Team Staff