REPORTS

REVIEW「超戦」vol.18 | リベンジを果たしたヴォレアスの「超戦」 | 第十八戦 vs トヨタ自動車サンホークス

シリーズでお届けするREVIEW「超戦」。

今回は「2019-20 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第十八戦、2月16日(日)に埼玉県で行われた「トヨタ自動車サンホークス戦」の戦評です。ピックアップ動画も記事の最後にご紹介します!

ヴォレアス北海道 3 25 – 18
25 – 19
25 – 19
0 トヨタ自動車サンホークス
ヴォレアス北海道は、今季唯一、一敗を喫しているトヨタ自動車サンホークスにリベンジを誓っての一戦となった。
ヴォレアスの古田とトヨタ自動車の吉岡による激しい打ち合いのOP(オポジット)対決があっただけではなく、ヴォレアスのキサルとトヨタ自動車の森本のMB(ミドルブロッカー)対決もあり、オフェンスの激しい応酬が続いた。展開が拮抗する場面もあったが、ブロックを軸とした組織力と高いオフェンス力を擁するヴォレアス北海道が、セットカウント3-0のストレートでトヨタ自動車を下し、前回の対戦のリベンジを果たした。
今季さらなる強さを発揮し、常にチャレンジマッチ進出の決定を狙うヴォレアスに唯一黒星をつけたトヨタ自動車の戦いぶりが注目された。この試合のデータでは、オフェンス、ディフェンスほぼすべてにおいてヴォレアスが上回っており、その中でも特にアタック決定率(※)、サーブ効果率、バックアタック決定率の高さが勝因につながっている。
特にこの試合では、キサルはMBでありながら得点と高い決定率を出しており、佐々木はディフェンスの負荷も大きい中、レセプション(サーブレシーブ)の軸として90%という高い成功率を発揮し、オフェンスでも軟打を織り交ぜた巧みなアタックを見せていた。
ヴォレアスの高いオフェンス力は、確かな組織力によって生み出されるディフェンス力による裏付けがある点も重要である。
※1「アタック決定率」って何?
[アタック決定本数]÷[アタック打数]で割り出される。試合の勝敗を左右する要因はいろいろあるが、レセプション(サーブレシーブ)の成功率以上に、アタック決定率の高さの方が勝敗により影響が大きいとも言われている。
PICKUP PLAY

今回は佐々木選手がレセプションをし、そのまま自らスパイクを決定する場面をピックアップしました!