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【戦評】vs兵庫デルフィーノ[第3戦] / Team Staff Review_20201107

「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第3戦
10月24日に幕を開けたヴォレアス北海道のホームゲームから2週間が経過。
今回の舞台は、札幌と旭川のほぼ中間に位置する砂川市の総合体育館。

前回に引き続きホームゲームとなるヴォレアス北海道の対戦相手は、兵庫デルフィーノ。
ヴォレアス北海道のスターティングラインナップは、先週から大幅に調整し、ゲームキャプテンを副部長の加藤伊織が務める。

●11/7土 vs兵庫デルフィーノ スターティングラインナップ
#6/本澤凌斗(S)
#9/加藤伊織(MB) GAMECaptain
#18/後藤万澄(MB)
#5/家近滉一(OH)
#20/戸田拓也(OH)
#14/チャンユーシェン(OP)
#10/白石啓丈(L)

最終セットのみデュースに縺れ込む展開になったものの、終始危なげない得点差を保つ。
セットカウント3-0、ヴォレアス北海道は開幕から3連勝(勝ち点9)となり、V2内で単独首位をキープしている。

ヴォレアス北海道 3 25 – 15
25 – 22
31 – 29
0 兵庫デルフィーノ
Team Staff Review

● 第1セット
#9/加藤伊織(MB)が2年ぶりのスターティングメンバー、更にゲームキャプテンを務める。
旭川大会で見せたラインナップとは異なる布陣で兵庫との一戦に臨む、ヴォレアス北海道。
開幕戦から3試合、全てスタートからコートに立つ #14/チャンユーシェン(OP)が豪快に打ち込むなど、OPとしての役割をしっかりと果たし、苦しいシチュエーションの中でも得点を重ねる。
中盤からの展開は、#14/チャンユーシェン(OP)・#20/戸田拓也(OH)の強烈なサーブから、相手レセプション(サーブレシーブ)を乱し、サーブポイントを奪う。
本日のスタートセッター #6/本澤凌斗(S)は、相手ブロックに的を絞らせない巧みなトスワークで、ゲームメイク。
#10/白石啓丈(L)・アウトサイドヒッター陣は、安定したレセプション(サーブレシーブ)でヴォレアス北海道の攻撃の土台を作る。
ヴォレアス北海道は終盤までリードを広げていき、10ポイントの大差をつけて第1セットを奪う。
(#10/白石啓丈・#5/家近滉一のレセプション)

● 第2セット
変化の大きなフローターサーブが武器の一つである #18/後藤万澄(MB)のサービスエースや、#9/加藤伊織(MB)コート奥に狙いを澄ませたAクイックなどで得点を重ねる。
また、前節に引き続きスタートからOHを任された#5/家近滉一(OH)のスピードのあるアタック、#14/チャンユーシェン(OP)の連続サーブポイントなどの好プレーが続き、2セット目もリードを広げることに成功。
中盤からは、#11/藤村昇太(L)がディグリベロとしてコートイン。ブロッカーのワンタッチボールの難しい処理も、粘りのレシーブでラリーを作り会場を沸かせた。
セット終盤では、今シーズン初出場の#2/山口功太郎(S)・#23/田城広光(MB)の2枚替え(メンバーチェンジ)を選択。
普段はミドルブロッカーのポジションをこなす#23/田城広光をオポジットとして起用。
チーム発足当初からコンビを組む #2/山口功太郎(S)・#9/加藤伊織(MB)は息のあったBクイックを見せるなど、配球をガラリと変え兵庫デルフィーノのディフェンスを撹乱。二枚替えの役割をしっかり果たし第2セットも奪取。
(得点後に笑顔を見せる ヴォレアス北海道の選手たち)

● 第3セット
2セットを先取され後がない兵庫デルフィーノは、ヴォレアス北海道のブロックに対して、ブロックアウト(スパイクをブロッカーに当ててアウトにする)やシーム(2枚ブロックの間)を効果的に狙いだす。
兵庫デルフィーノに対しサイドアウトを許す場面が増え、1-2セットとは違い終盤まで点差を作れない展開となる。
#18/後藤万澄のキルブロック、この日決定率70%超えの#9/加藤伊織(MB)のクイックなど、随所に好プレーは見られたが、ブレイクを続けられず今シーズン初のデュースへと縺れ込む展開となる。
何度もセットポイントを握られたものの、難しい2段トスを#14/チャンユーシェン(OP)がしっかりと決め切り、セットカウント3-0にて開幕3連勝を決めた。
(安定したアタック決定率で貢献した #18/後藤万澄)

#4/古田史郎(OP)不在の中でも成長を見せる、#14/チャンユーシェン(OP)
二年振りのスタート起用に応えて健在ぶりをアピールする#9/加藤伊織(MB)の活躍がみられた。

好材料の反面、タッチネットやレセプションの連携ミスなどが目立ち、精彩を欠く展開があったことも事実である。
今季、メンバー補強のあった好調つくばとの次戦は、隙の無い展開で4連勝を目指す。

Pick up PLAY

 ● 戸田 拓也 [#20 アウトサイドヒッター]

リードを広げたい場面で、サービスエースによるブレイクを簡単に決める戸田拓也。
スピード感あるスパイクでありながら、強いドライブが綺麗な弧を描き、相手選手の間を狙う好プレー。
(第1セット/12-9リード時)


● 後藤 万澄 [#18 ミドルブロッカー]

難しい位置への相手サーブを#5/家近滉一(OH)が処理をし、#6/本澤凌斗(S)へとつなげる。
#18/後藤万澄(MB)が高い跳躍を見せ、相手ブロッカーの上からコート後方へとAクイックを叩き込んだ。
相手ブロックの状況を確認し、強烈なツーアタックを見事に決めてみせたこのシーン。
ローテーション上、コート右位置から移動し助走を取る形であるが、しっかりと跳躍をし、好アタックにつなげた。
(第2セット/19-17リード時)


● 加藤 伊織 [#9 ミドルブロッカー]

#20/戸田拓也(OH)のライトからの強いアタックが、チャンスボールとなりヴォレアス北海道に返ってきたシーン。
前回の戦評でも紹介をしたが、アタッカー4枚が連動した、有利なシチュエーション。
右サイドの戸田拓也・後方センターの家近滉一・左サイドの田城広光が、相手ブロッカーの気を引く形となり、#2/山口功太郎(S)からのBクイックへのトスを、#9/加藤伊織(MB)がコートど真ん中に叩き込んだ。チームの攻撃がしっかりと噛み合った好シーン。
(第2セット/21-20リード時)


これで、ヴォレアス北海道は開幕から無傷の3連勝。昨季から続く連勝記録を”15”に伸ばした。

北空知で初めての開催となる”砂川”での超戦は、あと1試合。
本日は、難敵”つくばユナイテッドSunGAIA”との一戦です。

サポーターの皆さんの熱い手拍子、拍手、笑顔を、
私たち、ヴォレアス北海道に届けてください!!

第4戦、期待してください。熱いゲームをお届けします。
We are VOREAS!!

VOREAS HOKKAIDO Team Staff