【戦評】vsつくばユナイテッドSunGAIA[第13戦] / Team Staff Review_20210220
「2020-21 V.LEAGUE DIVISION2 MEN」第13戦
●2/20土 vsつくばユナイテッドSunGAIA スターティングラインナップ
S(6)/本澤凌斗
MB(9)/加藤伊織
MB(23)/田城広光
OH(0)/越川優
OH(5)/家近滉一
OP(14)/チャンユーシェン
L(8)/渡辺俊介
富士通カワサキレッドスピリッツ戦での悔しいストレート敗けから2週間、11月に行われたホームゲーム砂川大会以来のつくばとの対戦。
故障により旭川に待機となった#3/田城貴之(MB)・#18/後藤万澄(MB)に代わり、この試合はミドルブロッカー陣が奮闘。
今シーズン2度目のスターティングメンバーに抜擢された#9/加藤伊織(MB)、そして今シーズンの出場試合数トップでチームに欠かせない存在となっている#23/田城広光(MB)の活躍も大きく影響し、セットカウント3-0にてストレート勝利を収めた。
第13戦の戦評とピックアッププレイを是非ご覧ください。
ヴォレアス北海道 | 3 | 25 – 21 25 – 20 25 – 17 |
0 | つくばユナイテッドSunGAIA |
● 第1セット
ヴォレアス北海道は#14/チャンユーシェン(OP)がサーブからスタートとなるローテーションでスタート。
持ち前の破壊力抜群のサーブでつくばのレセプション陣*1を崩し、スタートから優位な展開を作り出し、スタートダッシュに成功する。
安定したレセプション供給からサイドアウト*2、サーブとブロックで相手にプレッシャーをかけ、ブレイク*3を奪う理想的なゲーム展開を作る。
終盤に、つくば#2浜崎選手のサーブ時に連続ブレイクを許してしまうも、しっかりと修正し、第1セットを25-21で奪うことに成功した。
[*1 “レセプション” = サーブレシーブのこと]
[*2 “サイドアウト” = 相手サーブから始まるプレーで得点を奪うこと]
[*3 “ブレイク” = サーブ側のチームが得点を奪うこと]
● 第2セット
第2セットの序盤は点差のない引き締まった展開となる。
つくばのリードで迎えた1stテクニカルタイムアウト明け、7-8の場面でサイドアウトを奪ったのは#9/加藤伊織(MB)のAクイック。
その後ローテーションでサーブにつき、前後に揺さぶるフローターサーブで相手レセプションを乱し、2連続のブレイクを奪う。
流れを引き寄せたヴォレアス北海道は終盤、#14/チャンユーシェン(OP)のサービスエースなどで点差を離し、最後は#9/加藤伊織(MB)のキルブロックで第2セットも奪取した。
● 第3セット
つくば#23/曽田選手の好サーブ、#1/上場選手の巧みなフェイントなどで、3セット目序盤はつくばにリードを許す展開となる。
一方ヴォレアス北海道は、#8/渡辺俊介(L)・#0/越川優(OH)の経験豊富な二人が、俯き気味なコート内の雰囲気を作り直すべくメンバーに声をかけ続ける。
二人の安定したレセプションからサイドアウトを重ね、徐々に流れを取り戻し、9-10の1点ビハインドの場面では、#0/越川優(OH)のサーブを起点に一挙3連続ブレイクで逆転に成功。終盤にかけてはお互いに一歩も引かない展開となる。
レセプションをさらに安定させるべく投入された#20/戸田拓也は、本日苦しめられ続けた、つくば#23/曽田のサーブをAパスで返球しサイドアウト。
そこから#14/チャンユーシェン(OP)のサーブでブレイクを奪うと、一気にヴォレアス北海道のペースとなる。
#0/越川優(OH)のサーブ・#23/田城広光(MB)のクイックや巧みな押し合いなどで、一挙6連続得点を奪い25-17でつくば戦を勝利で終えた。
(試合後に勝利を分かち合い、声を掛け合うヴォレアス北海道)
● チャン ユーシェン [#14 オポジット]
#5/家近滉一(OH)のグッドレセプションから、ヴォレアス北海道は4枚のアタッカーがしっかりと助走を取り、相手ブロッカーは選択肢を絞り切れない状態に。
破壊力抜群の#14/チャンユーシェン(OP)が高い跳躍力から相手コート右角にスパイクを打ち込んだ。
ファーストボールサイドアウトをしっかりと意識し、小気味良いテンポで得点を重ねた。
(第1セット/17-13リード時)
● 加藤 伊織 [#9 ミドルブロッカー]
自らのAクイックにより相手レセプションを乱し、ハイセットになった相手ライトサイドからの攻撃を見事にシャットアウトしたシーン。
#9/加藤伊織(MB)の攻守にわたる活躍によりもぎ取ったセットポイントであった。
(第2セット/24-21リード時)
● 田城 広光 [#23 ミドルブロッカー]
連続得点により勢いを増しているヴォレアス北海道は、相手からの緩い返球からのチャンス時に、#23/田城広光(MB)のAクイックを選択した。
攻撃の基本軸となるクイックがしっかりと機能し、幅広い攻撃を続けたヴォレアス北海道が、つくばディフェンスに的を絞らせなかった。
(第3セット/23-17リード時)
【あとがき】
前回、つくばと対戦した砂川大会、3-0のストレート勝利ではあったが、相手OP/上場選手の攻撃を封じることができずに非常に苦しめられた。
今回の一戦では、サーブの狙いどころやブロックのシフトなど改めて対策を重ねて臨んだ。
ミドルブロッカー陣の故障が相次ぎ、不安要素はあったもののスターティングメンバーに抜擢された#9/加藤伊織(MB)を中心に、サーブ・ブロックでチームのストロングポイントをしっかりぶつけて、前回同様に3-0での勝利を収めることができた。
本日はヴォレアス北海道ホームゲーム旭川大会。
ぜひ会場で、生の臨場感をお楽しみください!!
たくさんの方のご来場、ご声援ををお待ちしております。
ともに戦いましょう。
We are VOREAS!!
VOREAS HOKKAIDO Team Staff